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自分のために生きる道をイギリスで探します


by annejour

4日間のイースターでお休みでした。

 息子からの連絡で妹と息子が6月に来るそうだ。大家さんに一人は泊めてもらえるよう頼むつもりだが2人は無理だと思う。日にちがわかれば、息子はどこか安い所を予約してあげられるから、連絡を早めにもらわないと。食事は出して上げられると思うよ。6月は私 は湖水地方にユースホステルを使って旅行するつもりなので、それも一緒にいくか聞きたいところだ、なんにしても大家さんに聞いて見ます。
 
 学校がイースターで4日間お休みでした。このところロンドンのお天気は荒れ模様で、雪は降るし、大風は吹くし、雷はなるしでもう全部ありでした。絶対傘はいりますね。そんな天気でしたが、せっかくの休みなので、一度行きたかったカンタベリーに行く事にしました。隣室の久美も行きたいと言うので費用を調べた所、列車は21ポンド位、バスは13ポンド位だったので、ヴィクトリアにあるインターナショナルエクスプレスまで出かけてバスのチケットを予約して買った.予約料金をちょっととられた。
 当日(土曜日)は朝から暗くて今にも雨が降り出しそう。ヴィクトリア駅とコーチステイションは3年前に息子と来た事があるので、すごく懐かしかった。早めに出てきたので(ロンドンの交通事情は突然思いもよらない事が起きるので)時間があり、ベンチに座っていると、東洋人のおじいさんが来て“手をみせて”と言う。久美が見せると,“いつもおなかを空かせていないか、栄養がたりない”とか、言い、恋人の事も言っていた。私には“ミドルまでは山あり,谷ありで大変だが、後半は金持ちになる”そうだ。ここで随分使ってしまっているから、金持ちはあまりあてにならないけれどね。香港出身だそうで、本格的に虫眼鏡まで出して見てくれた。お金を請求されたら“ない“と言って逃げようと久美と話したが、そんなことはなかった。もう一人隣に座った人が日本人でクリスチャンでカンタベリの大聖堂でイースタのミサがあるので出席するためにカナダから来たと言う。いろんな人がいるものだ。バスに乗っている途中ですごい霙が降り、最悪を予想したが、到着するときれいに晴れ上がり、青空がまぶしかった。しかし。風は強かった。カンタベリはイギリスでも残り少なくなっている城壁に囲まれた町で小さいが大聖堂の門前町のように栄えている。古い崩れかけた城跡を見て回ったり,騎士の格好をしたおじさんと記念写真を撮ったりしていると、バスで出会った小林さんに出会う。“一緒にミサに出席してみませんか?”と誘われ、ついて行く事にした。時間があったので、おなかも空いていたし、安そうなパブに入り、イングリッシュブレックファーストと言うメニュウを頼んだ。以前担任が連れて行ってくれると言っていて駄目になった代物だけにうれしかった。ベーコン、目玉焼き、豆、ソーセージ2本,揚げパン 、トースト、マーガリン、それに大きなカップにミルクテイもついてきて、ボリュウムタップリだった。イギリスにしてはやすくてたくさんセットでつき、お値打ちでした。2ポンド99ペンスでした。
小林さんが門で係りのお姉さんに話し、観光客とは別に中に入れてもらいました。おかげで8ポンドの入場料はなしでした。すごく立派で、ステンドガラスがきれいでした。ロンドンの大きな寺院とは違った歴史を感じました。ミサはもう感激。聞きたかった大聖堂のオルガンに可愛い僧服を着た聖歌隊の賛美歌、少年合唱団の演奏会に紛れ込んだかの用でした。牧師さんの行進ミサの声も音楽を聴いているようでよかったです。遠慮して写真を取れなかったのが残念でした。小林さんは“ミサへの参加は何処でも無料で入れますよ”と教えてくれたが、何処の寺院が何時になんてわからないので、ここで貴重な体験が出来た事はとても幸運だと思った。小林さんは2日ここに滞在し、ミサに出席した後、ドーバーからフランス,パリに渡り、荷物を友人に預けてスペインのサンチャゴまで歩いて800キロの巡礼の旅に出るそうだ。互いのメルアドの交換をし、旅の無事を祈って分かれました。2日後パリから小林さんのメールが届きました。ピレネ越えをするそうで、大変だろうなと思った。こうして色々な人に出会え,世界の狭さが実感できた。日本に帰ったTからもメールが届いていた。
by annejour | 2008-03-26 23:30